歯周病

歯周病について

歯周病とは

歯周病は歯を失う大きな原因の一つと言われています。食べ物が体の中に取り込まれるとき、はじめて出会う「消化器管」は歯です。それだけに歯周病によって歯が失われるとからだ全体に大きな影響が及ぶことになるのです。

歯周病菌が血管に入り込むと心内膜炎を引き起こします。また、血管内膜に付着し動脈硬化、脳卒中などの原因となり、さらに気管に入る込むと誤嚥性肺炎を引き起こす原因の一つであることが最近の研究で明らかになってきました。

しかし、歯周病は痛みなどを伴わずに進行するため、歯医者さんに受診する時期が遅れる傾向があります。3ヶ月から6ヶ月に1回は歯科検診を受けて、ご自身の健康を守るようにしましょう。

歯周病かも?

歯周病菌が妊娠・出産時に影響したり、心臓病のリスクを高めたり、糖尿病を悪化させるなど、さまざまな身体への影響があることが知られています。年齢問わず、少しでも気になる症状がある方はお早目にご相談ください。

▼こんな症状は、一度当院で検診を受けてみてください

  • 歯磨きの時、出血しやすい
  • 歯ぐきが下がってきたように思う
  • 歯がグラグラする
  • 歯ぐきが腫れることがある

歯周病の進行について

歯周病の進行

歯周病の軽度の段階では、プラークによって歯ぐきに炎症が起こり、歯ぐきが腫れてます。進行すると、歯と歯ぐきの隙間が深くなり、歯周ポケットという溝ができます。溝ができると、その中に歯周病菌が増殖して炎症が進みます。

炎症が進行すると、歯を支えている歯槽骨や歯根膜などが破壊されていきます。そして、最終的には歯を支えている歯槽骨が溶け出して、歯が抜け落ちるという結果をまねいてしまうのです。Ⅰ期 歯肉炎→Ⅱ期 軽度歯周炎→Ⅲ期 中等度歯周炎→Ⅳ期 重度歯周炎の順に進行していきます。

Ⅰ期 歯肉炎

歯周ポケット3mm以内。歯周病菌の出す毒素などで歯ぐきに炎症がおこります。赤く腫れるが見ただけではわからないこともあります。

Ⅱ期 軽度歯周炎

歯周ポケット3~5mm程度。歯周ポケットという溝ができ、歯垢や歯石がたまります。歯ぐきから出血したり、膿が出ることもあります。また、歯槽骨が溶け始めます。

Ⅲ期 中等度歯周炎

歯周ポケット5~7mm程度。炎症が奥まで進み、歯ぐきはブヨブヨした状態になり、血や膿が出て、口臭もひどくなってきます。歯槽骨がかなり溶けて、歯がぐらついてくることもあります。

Ⅳ期 重度歯周炎

歯周ポケット7mm以上。歯周病の末期症状です。歯槽骨がほとんどなくなって、歯根が露出します。ものを噛むことはできず、歯が抜けることもあります。

歯周病の治療と予防

軽度の段階の歯周病の治療では、歯周ポケットの歯石を取り除き、ブラッシングとマッサージを行っていきます。当院では、継続することで健康な歯と歯ぐきを維持できるよう努めております。治療では、できる限り痛く無い、そして歯を残す治療を行いたいところですが、Ⅲ期・Ⅳ期へと進行してくると、外科的な処置や抜歯が必要となることもあります。

歯周病予防には、歯みがきなどのご家庭でのセルフケアに加え、歯科医師や歯科衛生士のサポートも欠かせません。また、おひとりお一人の生活習慣や進行具合によっても予防や治療法が異なってきます。ですから、歯茎からの出血や腫れたなど、炎症に気が付いた方はお早めにご相談いただければと思います。

また、目立った症状が無いときこそ、健康な歯ぐきを維持できるように定期的に歯科検診を受診して、正しい予防法を身に付けてほしいと思っています。

か強診の当院は、毎月保険診療で口腔ケアに取り組めます!

か強診として、歯科疾患の重症化予防やオーラルフレイル予防に取組む当院では、虫歯予防のためのフッ素塗布、歯周病の治療が一端完了した方の検査・メンテナンス(歯石取り・歯のお掃除)を、毎月保険診療の範囲で行うことができます。

歯周疾患検診

狛江市では、歯周病の早期発見治療を目的とした歯周病検診を実施しております。対象の方は、無料で歯周病検診が受けられます。

歯周病は進行してから治療を開始すると費用も時間もかかってしまいます。ぜひこの機会にご自身の歯ぐきの状態をチェックして、歯周病予防に努めましょう。

歯周病検診の対象者・お申込み方法は狛江市のWEBページで確認ができます。

歯周病検診(狛江市WEBページ)

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